
視覚伝達工房サイン・プロ さん を訪問いたしました

視覚伝達工房サイン・プロさんを訪問し、
代表の竹村哲男さんと間記さんから
お話を伺いました。
創業
平成元年看板製造業して創業しました。広告美術仕上げ技術士の資格があり、プラスチック加工で秋田県知事賞を受賞したこともあります。創業するときは、看板製造業をやるか、プラスチック加工をやるか迷いましたが、今の業種で開業することにしました。
お土産品を開発するきっかけは?
主に工事現場等のオリジナルイメージ看板を手がけていましたが、売上が減少してきたため、何かをやらなければならないと試行錯誤の結果、自分たちにできる技術で限られた業種の人だけに販売するのではなく、広く一般の人を対象とした商品はできないものかと考えました。

お土産品は?
花火ライト、秋田杉コースター、「煌めく写真」プレートが主な商品です。
商品の特徴
花火ライトは、花火のフィナーレに使ってほしいとの思いから考えた商品で、レーザー彫刻機を使って彫った、花火大会のキーホルダーを付けた商品です。秋田杉コースターは、秋田杉の年輪を活かして地域の名物を彫った商品です。
「煌めく写真」プレートは、写真を画像処理し、UV印刷機を使って印刷、手作業で金属の粉をすり込んでできる商品で、キラキラ光って画像が浮き出て見えるアクリル版の置物であり、実用新案登録出願中です。
自社で最も注目していること
「煌めく写真」プレートです。このプレートを作ろうと思ったきっかけは、「大曲の花火」のお土産で何か光る物を作ろうと思い、「花火の所だけ光る物はできないか」と考えましたが、作る機械がなかなか見つからず、2年間探していました。ある日、業者の方から試作品が届き、やってみようということになり、花火大会の2週間前に試作品を仙台まで作りに行き、花火大会前々日に商品ができあがりました。一枚でも売れれば商品化し、一枚も売れなければ商品化は断念という思いで、JR大曲駅のグランポールと自社で販売したところ、二十枚のうち十枚が売れ、本格的に商品化しようと思いました。今では、県外の業者からの引き合いもあり、売上が上がればいいなと思っております。
こだわり・心がけていること
お客様が感動する商品とつくりたいと思っております。
将来の展望
自分たちの持っている強みを活かして、アクリル、プラスチック看板を作っていきたいと思います。
訪問を終えて
「煌めく写真」プレートは、花火が浮き出て見える3D感覚の商品で、見る角度により色合いが微妙に異なり、大変きれいな商品でした。金属の粉をすり込むのは奥様の手作業で、手間のかかる作業だと思いました。夫婦二人でできばえを評価し合い、お客様の要望に応えるために、技術を磨きながらより良い商品を作ろうという思いが伝わってきました。
商品はJR大曲駅のグランポールにて販売しております。是非ご覧になってください。
事業所インフォメーション
視覚伝達工房 サイン・プロ
代表者 竹村 哲男
大仙市戸蒔字錨80-12
電話 0187-62-2776